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Story

​栄養士のお話

 今年度に入り、お子さまとたくさんクッキング活動をいたしました。料理に自分が関わることで、食べる意欲がわきます。それは「食べ物の中にはこういうものが入っているんだ」「この食べ物はこうやって作るのか」など活動を通じていろいろなことがわかるからです。また、食への興味や安心感も生まれてきます。

 

 現代はビデオゲームなどバーチャルなものに囲まれていますが、やはり乳幼児期には実体験が大切です。たまねぎの皮をむくと目が痛くなる、生のじゃがいもにも匂いがある、野菜を自分で洗う。こうして実際に体験することで、お子さまの五感はどんどん豊かになっていきます。野菜を洗ってくれたお子さまに私が「この野菜は○○ちゃんが洗ってくれたんだよね。ありがとう」と感謝の気持ちを伝えると、とても良い笑顔を見せてくれます。

 

 クッキングを集団ですることにも多くの良さがあります。例えば、周囲の楽しい雰囲気の中、苦手な食材も思わず食べてしまいます。そのことで自信がつき、好き嫌いの克服にもつながります。3歳以上になると仲間意識が出てきて、協力し合ったり、面倒な作業にも自発的に挑戦したり、できた物を分けたりすることができるようになります。

 

 0~1歳児は、給食で使う野菜や果物の観察を行っております。本物の野菜に触れ、匂いや重さなどを感じることで、食への関心が深まります。また、年上の2歳児のクッキングの様子を見ることで「料理って楽しそう」「食べるって楽しそう」と感じることができます。そして、この時期に得られた豊かな体験は、これからずっと食に対する意識の土台となります。

 

 このように、食べることは生きることにつながります。食に関する多くの楽しい実体験をすることが健やかな成長や幸福な人生につながります。

 

 余談ではありますが、クッキング活動を通して私が思ったことがあります。クッキーの型を抜いて生地を鉄板に移すことや、白玉をこねて小さくつまんで丸めることは指先を繊細に使います。お子さまたちを見ているとその作業が実にスムーズで上手です。私はこうした姿を見て、0歳児のころからお仕事でたくさん指先を使ってきたからであると感じたのです。私自身、改めてモンテッソーリ教育を通して、お子さま達の意欲と日々の積み重ねの素晴らしさを実感することができました。

 今年度に入り、お子さまとたくさんクッキング活動をいたしました。料理に自分が関わることで、食べる意欲がわきます。それは「食べ物の中にはこういうものが入っているんだ」「この食べ物はこうやって作るのか」など活動を通じていろいろなことがわかるからです。また、食への興味や安心感も生まれてきます。

 現代はビデオゲームなどバーチャルなものに囲まれていますが、やはり乳幼児期には実体験が大切です。たまねぎの皮をむくと目が痛くなる、生のじゃがいもにも匂いがある、野菜を自分で洗う。こうして実際に体験することで、お子さまの五感はどんどん豊かになっていきます。野菜を洗ってくれたお子さまに私が「この野菜は○○ちゃんが洗ってくれたんだよね。ありがとう」と感謝の気持ちを伝えると、とても良い笑顔を見せてくれます。

 クッキングを集団ですることにも多くの良さがあります。例えば、周囲の楽しい雰囲気の中、苦手な食材も思わず食べてしまいます。そのことで自信がつき、好き嫌いの克服にもつながります。3歳以上になると仲間意識が出てきて、協力し合ったり、面倒な作業にも自発的に挑戦したり、できた物を分けたりすることができるようになります。

 0~1歳児は、給食で使う野菜や果物の観察を行っております。本物の野菜に触れ、匂いや重さなどを感じることで、食への関心が深まります。また、年上の2歳児のクッキングの様子を見ることで「料理って楽しそう」「食べるって楽しそう」と感じることができます。そして、この時期に得られた豊かな体験は、これからずっと食に対する意識の土台となります。

 このように、食べることは生きることにつながります。食に関する多くの楽しい実体験をすることが健やかな成長や幸福な人生につながります。

 余談ではありますが、クッキング活動を通して私が思ったことがあります。クッキーの型を抜いて生地を鉄板に移すことや、白玉をこねて小さくつまんで丸めることは指先を繊細に使います。お子さまたちを見ているとその作業が実にスムーズで上手です。私はこうした姿を見て、0歳児のころからお仕事でたくさん指先を使ってきたからであると感じたのです。私自身、改めてモンテッソーリ教育を通して、お子さま達の意欲と日々の積み重ねの素晴らしさを実感することができました。

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